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ネット検索する際の留意点

皆様、こんにちは。
今回の青山通信は、ネット検索する際の留意点に関する情報をお届けします。

 

 


 

 

 

 

こんにちは、増子です。

 

 

さて、今回は簡単に「ネット検索する際の留意点」について説明させていただこうと思います。

 

 

今では大抵のことはネット検索して調べれば何かしらの回答が載っているので、非常に便利ですよね。法律問題にしても然りで、私もよく検索します。

 

 

しかし、便利である一方、多種多様な回答があって、その情報のどれが正しいのか判断に迷うことも多々あります。そこで、法律問題や法的知識について検索する際に、最低限これだけは注意すべきという点について少しご説明します。

 

 

 

まず、必ずその情報がいつ時点のものかを確認することです。意外と知られていないことですが、法律というのは頻繁に改正されます。大改正というのは数十年に一度ですが、いわゆる小規模アップデートは毎年のように行われています。また、改正のほかにも裁判所から重要な判決が出て、それまでとは法解釈が変わるということもあり得ます。

 

 

 

したがって、その情報が最新の法律及び判例に基づいたものかどうかは必ず確認する必要があります。そうしないと、誤った回答に導かれてしまう恐れがあります。最新のものかどうかは、更新日時のほか、引用している条文が最新の法令のものと一致しているかなどで確認できます。

 

 

なお、最近では、2020年4月から大改正された民法が施行されています。この改正の前後ではルールが異なる可能性がありますので、ご注意ください。

 

 

次に複数見つかった回答のうち、どの情報を信用すれば良いかという点です。基本的には、まず確認すべきは立法者の出している見解です。すなわち、その法律を所管している官公庁の出している情報です。ざっくりいえば、「作った人がそう言ってるならそうなんだろう」という感じです。

 

 

 

次に参考にできるのが弁護士や法律事務所が出している情報です。他の士業の方の情報が信用できないわけではありませんが、やはり最新の判例などは実際に訴訟を行なっている弁護士の方が情報を正確に把握していることが多いです。ただし、弁護士の場合は少数派の見解を持っている人もいます。弁護士や法律事務所の情報を参考にする場合は、一つではなく、複数の回答を確認した方が良いと思います。

 

 

 

法律というのはさまざまな解釈が可能で、どれが正解でどれが間違いかは一概にはいえないことがあります。しかし、どの情報を参考にするにしても、上記2点は最低限意識しておいた方がいいと思います。

 

 

 

日々の細々とした疑問を解決してくれるインターネットですが、利便性と比例するように情報の取捨選択が難しくなっています。深刻なトラブルやご自身にとって重大な問題については、ぜひ法律相談をご活用ください。