当事務所の上遠野鉄也弁護士が企業法務セミナーにおいて「経営者が知っておきたい労務管理」について講演しました。
【日時】平成30年9月7日
【場所】新潟商工会議所
【主催】日本弁護士連合会・新潟県弁護士会・新潟商工会議所
【テーマ】弁護士による企業法務セミナー「近時の重要法改正と企業の対応」
第1部 民法改正と債権の管理・回収
第2部 経営者が知っておきたい労務管理 講師:上遠野鉄也弁護士
話題の「働き方改革関連法」について、まず制定の背景及び趣旨を説明し、改革の柱の一つである「同一労働同一賃金」について丁寧に解説しました。
「同一労働同一賃金」とは、端的にいえば、「同じ仕事内容に対しては、同一の賃金が支払わなければならない」という原則です。
理念としては難しいものではありません。しかし、実際に実現させるのはそう簡単ではありません。それは現在の企業の雇用形態には様々な形があるからです。
正社員、パートタイム労働者、有期雇用労働者、派遣労働者…様々な形態がありますが、基本的には正規雇用労働者と非正規雇用労働者との間で不合理な待遇差を設けることが禁止されます。
何が不合理な差で何が合理的な差なのかについての判断は容易ではありませんし、「合理的な差」を設けるためには制度設計が重要となります。
このセミナーでは、経営者として、確認しておかなければならないこと、今後制度設計を検討する上で留意しなければならない事項などについて、詳しく解説しました。
経営者の皆様に自社の現状を見直していただくきっかけになれば幸いです。
※講演内容の詳細についてお知りになりたい方は、お気軽にお問い合せください。
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